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M-1講評ーオレンジ編ー

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さて、やっとM-1興奮もひといきといったところでしょうか。

って、今ごろ?


恒例のオレンジM-1講評です。

正直、あんまり盛り上がらなかったけど、
パンクブーブーが優勝したのは、もう、だれも文句なしでしょう。

とにかく、ネタがうまいし、しゃべりもうまい。
まさに「漫才」です。

そして、あの伸助が100点をつけた笑い飯の1発目「鳥人」のネタ。
ありゃ、確かに100点のネタです。

今までに全くないパターンの壮大な漫才で
あれは、漫才というこじんまりした枠を
完全に超えてます。

映画でいうなら、
パンクブーブーが「寅さんシリーズ」なら
笑い飯は、「マトリックス」を見たくらいの衝撃です。
ちなみに、ナイツは「釣りバカ」
ノンスタイルは「ジャッキーチェンシリーズ」かな。

と、映画にたとえてみればわかりますが、
笑い飯以外は、シリーズでお決まりのパターンとわかっていても「ウケる」漫才です。

「マトリックス」は、やっぱり衝撃が大きいだけに、
次がむずかしいし、テレビ時代の漫才のこの時代
あのネタは、どこでも誰にでもウケるものではないかもしれませんね。

昔の漫才は、意外とスケールが大きかったり、
ストーリー性のあるものは、多かったのです。
ダイマルラケットのネタは、ジャングルに入っていったり
やすしきよしも、たまご売りのネタなどは、
昔見ただけでも、そのストーリーを覚えているくらいです。

昔は、テレビでやることが少なかったので
劇場で見るだけ。
ということは、同じネタでも、何度もできたわけです。
印象の強いネタをやっても、お客さんには、いつも初めてだから
それでいいんです。
ネタもやればやるほど、よくなるんです。

「鳥人」ネタは、確かに奇抜でしたが、
そういう意味では、劇場用のネタ作りの手法だったのかもしれません。

さて、昨年の上沼発言でどうもフリートークがいまいちだと印象付けられたノンスタイル。
彼らは、確かにおとなしい。
チュートの徳井くんほどの華もない。
しかし、いいんじゃないか?
漫才師だもん。漫才が面白いこととフリートークがうまいことは
必ずしも一致しなくていいかもしれない。
*そういう審査委員同士のフリートークすべりまくりやったもんな・・・(^^;)

もう、漫才しなくなったダウンタウン、ナインティーナイン、千原兄弟
本当は、見たい。彼らの漫才、もう一回みたい。

フリートークがうまくなりすぎて、漫才なんていまさら・・・なんて
いわないように、ずっと現役でやってほしいな。

やっぱりカウスボタンは、すごいわ。

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